「これなら痩せられるかも。」
私は、この言葉を何度信じたか分かりません。
管理栄養士なのに太っている。
そんな自分が嫌で、新しいダイエット方法を探しては、お金を使ってきました。
サプリメント、漢方、エアロバイク、腹筋マシーン、乗るだけでブルブル震えるマシン、足を開いて閉じる運動器具、インスタで流行っていた重り付きフラフープ…。
今までダイエットに使ったお金を全部合わせたら、10万円は軽く超えていると思います。
でも、そのほとんどは続きませんでした。
私は「ダイエットグッズ」を買っていたんじゃない
振り返ると、私が買っていたのはダイエットグッズではありません。
「今度こそ痩せられるかもしれない」という期待を買っていたんです。
SNSで「○kg痩せました!」
友達から「これで痩せたよ!」
そんな言葉を見るたびに、
「じゃあ私も!」
と飛びついていました。
買った日はやる気100%。
「今回は絶対続ける!」
そう思うのですが、その熱は数日、長くても数週間。
気付けば部屋の隅や引き出しの中へ…。

飲みきれなかったサプリが今でも残っています
家の引き出しには、飲みかけのサプリがたくさんあります。
「脂肪燃焼」
「糖質対策」
「代謝アップ」
そんな言葉を見ると、つい期待してしまうんですよね。
もちろん、サプリメントが悪いと言いたいわけではありません。
私も今でも栄養補助サプリは飲んでいます。
でも、昔と今では目的が違います。
昔は「痩せるため」。
今は「食事だけでは足りなかった栄養を補うため」。
プロテインも同じです。
以前は「毎日飲まなきゃ」と思っていました。
でも、その”毎日”が私には向いていませんでした。
今は、
「今日はたんぱく質が少なかったな。」
そんな日にだけ飲んでいます。
毎日続けるルールではなく、必要な日に使う。
そのくらいの距離感が、私にはちょうどよかったんです。
「友達が痩せた」で買った高い漢方
友達が、
「漢方で痩せたよ!」
と言っていました。
「じゃあ私も!」
と結構高い漢方を購入。
でも…。
続きませんでした。
理由はとても単純。
苦かったから。
どんなに効果が期待できても、毎日続けられなければ意味がありません。
これは漢方が悪いのではなく、私との相性の問題でした。
インスタで見たフラフープも買いました
もちろん流行にも乗りました。
インスタで見た重り付きフラフープ。
「これなら楽しみながら運動できそう!」
そう思って購入。
最初は面白かったんです。
でも…。
やっぱり続かない(笑)。
エアロバイクも。
腹筋マシーンも。
ブルブルマシンも。
足を開いて閉じる運動器具も。
全部「今回は続ける!」と思って買いました。
でも続かなかった。
私は「足し算」のダイエットばかりしていました
今なら分かります。
私はずっと、
足し算のダイエット
をしていました。
サプリを足す。
運動を足す。
器具を足す。
新しい習慣を足す。
「これもやろう。」
「これも取り入れよう。」
そうやって増やしては、疲れてやめる。
そんなことを何年も繰り返していました。
転機はダイエットではありませんでした
実は私が変わったきっかけは、ダイエットではありません。
子どもの塾代でした。
思っていた以上にお金がかかる。
これから学費も必要になる。
そう思ったとき、
「お菓子買ってる場合じゃない。」
「お酒買ってる場合じゃない。」
そう考えるようになりました。
最初は節約のつもりでした。
でも結果的に、お菓子やお酒を買う回数が減り、それがダイエットにもつながっていったんです。
私は「痩せたい」だけでは続かなかった。
でも、「子どもの将来のためにお金を使いたい」という理由は続きました。
ご褒美も変わりました
以前のご褒美は、お酒やお菓子でした。
仕事を頑張った日。
嫌なことがあった日。
「今日はいいよね。」
そう言って買っていました。
でも今のご褒美はヘアサロンです。
髪がきれいになると気分が上がる。
鏡を見るのが少し楽しくなる。
「また頑張ろう。」
そう思えるんです。
お金を使わなくなったわけではありません。
使い道が変わりました。
私は「足し算」が苦手だったわけじゃない
この記事を書きながら気付きました。
私は足し算が苦手だったわけではありません。
私を追い詰める足し算が、苦手だったんです。
逆に、今でも続いている足し算があります。
エアーフライヤー。ヘルシオ。スープメーカー。
これは「頑張って運動しなきゃ」と私を追い詰める道具ではありません。
料理をラクにしてくれる道具です。
そしてもう一つ、今でも毎日続けているものがあります。
あすけんです。
これは「痩せるために頑張るツール」ではありませんでした。
「今日はこのくらい食べても大丈夫」
そう思わせてくれる、安心材料でした。
頑張ることを増やす足し算ではなく、
私を追い詰めない足し算だけが、結果的に残ったんです。
あの頃の私に伝えたいこと
もし昔の私に一つだけ伝えられるなら、
「また新しいダイエットグッズを探さなくても大丈夫。」
そう言います。
私に必要だったのは、
何かを足すことでも、全部やめることでもなく、
「私を追い詰める足し算」をやめて、「安心をくれる足し算」だけ残すことでした。
10kg痩せた今だから思います。
ダイエットは人それぞれ。
でも私にとっては、
「これを足せば痩せる?」ではなく、
「これは私を追い詰めない?」
その問いに変わったことが、一番大きな転機でした。

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